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家づくりコラム
注文住宅「坪単価」の平均価格と変動要因|2023年の動向と注意ポイント
注文住宅の購入を考える時、坪単価を参考に大まかな予算を算出することが多くあります。
坪単価は、注文住宅を建てる時の目安として、住宅会社選びやプラン決めに役立てられます。
今回は、家づくりを始める前に知っておきたい坪単価の定義と計算方法をはじめ、2023年最新の全国平均や構造・住宅会社によって異なる注文住宅の平均坪単価と、その他の変動要因について解説していきます。
このコラムのポイント
- 注文住宅の坪単価の定義や計算方法について分かりやすく紹介します。
- 2023年最新の全国平均や構造別・住宅会社別平均価格の違いについて解説します。
- 賢い予算計画を立てるために坪単価の基準や変動要素に関する注意ポイントも押さえておきましょう。
注文住宅の坪単価とは?
2023年更新の注文住宅坪単価の平均は?
坪単価の基準と注意ポイント
注文住宅の坪単価変動要素について
坪単価はマイホームの資金計画に活用できる?
まとめ│注文住宅の坪単価と賢い予算計画
注文住宅の坪単価とは?
まずは、坪単価の基本的な定義と計算方法について解説します。
坪単価とは?
注文住宅坪の単価は、建築費用を1坪あたりの単価で示したものです。
これは、「建物本体価格」を「住宅の大きさで割った額」なので、単に「坪単価」×「坪数」で正確な注文住宅の見積りが出せるわけではありません。
建物本体価格だけでなく、別途付帯工事費や諸経費も含めた見積り総額を出すためには、坪単価に約3割ほど上乗せした金額がかかることを理解しておく必要があります。
坪単価の計算方法
「坪」は日本独自の面積単位で、1坪約3.3㎡(畳2枚分)の広さです。
建物本体価格2,000万円で30坪の注文住宅の坪単価計算方法は、以下のようになります。
「2,000÷30=約67万円」
坪単価を利用すると、ご希望の広さに合わせた建築価格の目安が簡単に計算できます。
例えば、坪単価が約67万円の場合、40坪の注文住宅の建築価格は「67×40=2,680万円」なります。
坪単価の計算方法が分かれば、マイホーム計画の初期段階で資金計画を立てる際にも便利です。
>関連コラム:注文住宅の頭金はいくらが理想的?|相場とローンの注意ポイント
2023年更新の注文住宅坪単価の平均は?
新年度に向けて気になるのが2023年更新の坪単価平均。
全国平均や住宅会社別平均坪単価傾向について詳しく紹介します。
坪単価の全国平均
2022年度のフラット35利用者調査によると、全国平均坪単価は約100万円で、地域ごとに若干の変動が見られます。
地域 | 建設費 | 住宅面積(㎡/坪) | 坪単価 |
---|---|---|---|
全国 | 3,715万円 | 122.8㎡/37.21坪 | 99.83万円 |
首都圏 | 4,015万円 | 123.4㎡/37.39坪 | 107.38万円 |
近畿圏 | 3,990万円 | 126.1㎡/38.21坪 | 104.42万円 |
東海圏 | 3,788万円 | 125.2㎡/37.93坪 | 99.86万円 |
上記は、平均建設費用を平均住宅面積で割って算出したものです。
参考:住宅金融支援機構2022年度「フラット35利用者調査」2023年8月4日更新
注文住宅の坪単価範囲別、住宅会社の傾向
次に、坪単価40~100万円以上の範囲で見る、ハウスメーカーや工務店などの住宅会社の傾向をチェックしてみましょう。
- ・坪単価40〜60万円: ローコスト住宅や規格型住宅が主流で、基本性能を確保した価格設定の住まいを提供。
- ・坪単価60〜80万円: ハウスメーカーや工務店が主流で、自由設計の注文住宅や選択肢のあるデザインや性能が魅力。
- ・坪単価80〜100万円: 大手ハウスメーカーや設計事務所が提供する高価格住宅。自由な間取りと高性能なオプションが加わります。
- ・坪単価100万円以上: ハイグレードな注文住宅を提供。大手ハウスメーカーの中でも上位グレードの高品質なプランや高性能なオプションの選択が可能になります。
>関連コラム:平屋を安く建てるためのコツ9つ|実例も|関東・東海で新築の平屋を建てる
坪単価の基準と注意ポイント
>施工事例:ローコストでも妥協ゼロのナチュラルテイストのお家
さらに、坪単価の基準が一律でない点や、同じ住宅会社でも内容によって坪単価が変動する可能性について紹介します。
坪単価の基準の違い
坪単価には厳密な基準がないため、住宅会社によって「建物本体価格」に含まれる内容が異なれば、その額をもとに算出する「坪単価」にも違いが出てきます。
例えば、ベランダやロフト、玄関ポーチ、ウッドデッキなどは、延べ床面積に含まれません。
そのため、坪単価を「延べ床面積で算出する会社」と「施工面積で算出する会社」では、坪単価の表示価格に違いが出るというわけです。
坪単価を参考に会社選びをする際は、この仕組みを理解して条件を揃えた上で判断することが大切です。
同じ住宅会社でも坪単価は変動する
同じハウスメーカーや工務店でも、注文住宅の仕様や条件によって坪単価が変動することも押さえておきましょう。
例えば、同じ規模の住まいでもオプションの追加や構造の違い、プラン選び、立地条件によっても坪単価が異なります。
また、人件費に関わる工期も坪単価に影響することを覚えておきましょう。
見積り依頼時のチェックポイント
他にも、土地の条件や建物の形状、屋根の形状、住宅設備など坪単価に影響する要素は、多くあります。
そのため、見積りを依頼する際には、各項目の詳細な内容を確認して、建築予算に含まれる工事の範囲や内訳をよく把握して予期せぬトラブルを未然に防ぐようにしましょう。
>関連コラム:注文住宅を賢くコストダウンする方法|予算オーバーの原因と節約のコツ
坪単価はマイホームの資金計画に活用できる?
ここまでの解説で、大まかな予算設計や会社選び、プラン決めの参考になる坪単価ですが、明確な基準や決まりがないため、慎重に扱う必要があるのはよくご理解いただけたと思います。
とは言え、坪単価の注意すべきポイントさえ押さえれば、家づくりにおける有効な資金計画や、後悔のない理想の住まいを実現させるのに役立てることができます。
例えば、予算内で実現できる坪単価の範囲を知ることで、具体的に必要な費用を段取りよく準備したり、将来的にも無理のない支払い計画を構築したり、家づくりの全体像が把握できるので、注文住宅の予算オーバーを回避するのにもつながります。
また坪単価は、まだ具体的なプランや要望が定まっていない方にとっても、実現可能な住まいのイメージづくりにおいて便利です。
>関連コラム:注文住宅で2,000万円台の予算を組む|間取りや費用内訳の特徴
まとめ│注文住宅の坪単価と賢い予算計画
坪単価は、扱い方次第で注文住宅づくりの便利な指標となるものです。
家づくりを依頼する会社選びやプランニングの際には、基準や条件を揃えるなどの注意が必要ですが、トータルプランの目安を立てたり、将来の資金計画を考えたりする上でも便利です。
予想外の予算オーバーを避けるためにも、ぜひ早い段階で現実的なコストを把握して、後悔のない満足なマイホームを完成させましょう。
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記事監修者情報
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建設業許可番号
特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号