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家づくりコラム
【細長い家】3つの特徴を紹介│東西・南北、方向別間取りのコツも解説
注文住宅を建築するため土地探しをしている人の中には「細長い家」を検討している人もいるでしょう。希望とするエリアの土地を見つけたと思ったら、土地が細長い形状をしているケースです。
本記事では、細長い家を検討している人に向けて、細長い家は建築的にはどんな特徴を持つのか解説しています。デメリットもありますが、メリットもあるので、細長い家・土地を最初から敬遠せずに検討をしてみましょう。
コラムを読んでわかること
- 細長い家・土地の特徴が分かる
- 東西・南北方向に細長い家の間取りのコツが分かる
『細長い家』の特徴は?
はじめに細長い家の特徴を解説します。奥行き、または間口の広い土地に立つ家はどんな住み心地なのでしょうか。
南北・東西どちらに細長いかで特徴が変わる
1つ目の特徴は「南北方向・東西方向、どちらに細長いかで」特徴が変わることです。
細長い家は、東西に長い場合は日差しがさんさんと当たり(当たりすぎる場合も)、南北に長い場合は日差しが一部にしか当たりません。日差しの差し込み方の違いが居住性に大きな影響を及ぼすので注意しましょう。具体的な違いは後述します。
家事動線が長くなりがち
2つ目の特徴は「家事動線が長くなりがち」なところ。
一般的な正方形に近い形の家では、建物の角から角に移動する際に距離を感じることは少ないものです。一方で細長い家では、特に端から端へと移動するのに距離を感じてしまう場合があります。
家事動線に限らず、帰宅してから自室に上がるまでの距離が長くなるので、生活しづらさを感じてしまうかもしれません。
>関連記事:流行りのママ人気間取りアイデア♪家事ラク&子育てハウスのポイントも
プライバシーが守れて居心地がよい
3つ目の特徴は、家族それぞれに居場所ができるので「プライバシーが守れて居心地がよい」ことです。
細長い家では、リビング・ダイニング・キッチン・和室で正方形を描くような間取りは作りづらく、それぞれの間取りを縦に配置することになります。
結果として、それぞれの間取りで個別にくつろげるので、居心地のよさを感じられるかもしれません。一方で家族の一体感を得たい場合は間取りに工夫が必要です。
『細長い家』でのデメリットや後悔を感じること
細長い家に実際に暮らし始めたときに、後悔を感じてしまう瞬間やデメリットも把握しておきましょう。
駐車場に車を駐車しづらい
道路からの間口が狭いことから「駐車しづらい」ことが1つ目のデメリットです。
土地への入り口が狭いので、車2台を並列で駐めることができず、基本的には縦列駐車になってしまいます。また、間口の広さに左右されますが、車を駐車した状態で人や自転車の出入りがしづらくなる可能性もあるので、細長い形の土地を購入する場合は設計者に相談した方がよいでしょう。
LDKで広さを感じづらい
先述したとおり、細長い家ではLDK和室をつなげて四角形に配置するのは困難です。縦長に配置せざるを得ないので「広さを感じづらい」点はデメリットです。
広さを感じるために、可能な限り部屋の区切りを無くしたり、天窓高窓で外の風景を取り込むなどして、設計力でデメリットを解消しましょう。
>関連記事:【30坪でも広く見える】間取り9つのコツ│東京・千葉・愛知の実例と共に
隣家との距離が近く音が聞こえてくる
細長い家は土地面積が限られたエリアで建築されることが多く、隣家との距離が近いことがデメリットとして挙げられます。隣家との距離が近いと、エアコンの室外機や子どもの声など「隣家からの音が気になる」ことも。
寝室など、静かに過ごしたい部屋を隣家と逆側に配置するなど、設計上の工夫で音の問題も乗り切りましょう。
『東西に細長い家』の間取りのコツ
ここからは具体的に、東西・南北に細長い家の間取りを考える上でのコツを紹介します。
最初に東西方向に細長い家について見ていきましょう。
ワザと南を壁にする場所を考える
>施工事例:大きな窓から太陽の光が差し込む家(愛知県長久手市)
東西方向に細長い家は、南に建物がなければ一日中日光が当たります。光が差し込むことは一般的には大きなメリットですが、南北方向に奥行きがないので光量を制限したい、暗くしたい場所を意識して作らないと不満を感じるかもしれません。
たとえば、温度の上昇を防ぎたいキッチンや、休日にぐっすりと眠りたい寝室といった部屋で感じるでしょう。
南側に窓を設けられる間取りでも「ワザと窓を設けずに壁にしておく」という意識が快適さを演出してくれます。書斎や子ども室など、文字を見るときも強すぎる光は目に良くないので、具体的な生活をイメージしてみてください。
LDKを家の中心に配置する
家事動線が長くなりがちな細長い家ですが「LDKを家の中心に配置する」ことで、動線の長さを軽減できます。
生活する時間の長いLDKを中心に配置すれば、玄関に行く、自室に行く、家事をするなど様々な場所に最短でたどり着けます。中心に据えたリビングに階段を設ければ、2階でも階段を中心に各室にアクセスできるので、リビング階段の利用もおすすめです。
>関連記事:【回遊導線の間取り】メリット・デメリットとは?事例を図面でご紹介
南に建物があるなら吹き抜けの検討を
東西に細長い家は南に建物があると、一日中日陰になってしまう可能性もあります。この場合は「吹き抜けを導入」して、2階の窓から取り込んだ光を1階に下ろすことを意識しましょう。
都市部で南側に空き地がある場合は、建物が立ち、影が伸びる可能性を考慮して、初めから吹き抜けを導入しておくのもおすすめです。
『南北に細長い家』の間取りのコツ
次に、南北に細長い家で間取りを考えるコツを考えてみましょう。
2階リビングも検討してみる
南北に細長い場合、光を積極的に取り込める南側に配置できる窓が少ないことから、光の取り込み方が問題になります。先述した吹き抜けのほか「2階にリビングを配置する」ことも検討してみましょう。
2階にリビングを設ければ、光を取り込みやすいほかに、通行人からの目線も気にならないのでプライバシーを確保しやすいので、明るく開放的に暮らせます。
中庭・天窓・高窓を利用して光と風を呼び込む
>施工事例:こだわりの中庭を有する広々とした家(愛知県一宮市)
吹き抜け、2階リビングの他にも「中庭・天窓・高窓」と、光を取り込むための方法はたくさんあります。
南北に細長い家の中ほどに中庭を設ければ、中庭に差し込む光で暗くなりがちな北側の部屋まで光が届きます。光に加えて風も通るので、窓を開けて気軽に換気できる点もメリットといえます。
天井に窓を設ける天窓や、通常よりも高い位置に窓を設ける高窓も、光の確保に効果的です。壁や天井に開口部を設けるだけなので、中庭に比べて設置しやすい点が特徴です。
中庭・天窓は、通行人のほか、隣家の建物の窓と視線が交錯することがないので、カーテンをかけずに常に開け放しにできる点も嬉しいところ。特に都市部で建築する場合はプライベートな自分だけの庭・空を手に入れるために導入を検討しましょう。
>関連記事:中庭のある間取りの特徴とは│おすすめの利用方法をご紹介
まとめ│細長い家の間取り、生命線は「光」
細長い家の間取りの特徴や、実際に間取りを考える上での間取りのコツを解説しました。
南北に細長くても、東西に細長くても、細長い家の悩みになるのは「光」です。
多すぎても少なすぎても快適とは言い難い光を上手にコントロールして、細長い家で快適に暮らしましょう。
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記事監修者情報
東京・千葉・愛知の企画型注文住宅 アクティブハウス
建設業許可番号
特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号