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COLUMN
家づくりコラム
ワークスペースのある自宅を建てたい!間取り計画のポイント
働き方が多様化し、自宅で仕事をする人が増えてきた昨今。
せっかく家を建てるなら、仕事に集中できるワークスペースのある自宅を建てたいですよね。
とはいえ、どんな間取りにすればいいのか、予算をおさえてつくることは可能なのか、わからないことが多いと計画を立てるのも難しいもの。
そこで今回は、ワークスペースのある自宅を建てる前に知っておきたい間取り計画のポイントをご紹介します。
これからの家づくりに、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・オンオフの切り替えがスムーズになり、効率よく仕事を進めるために知っておきたい、ワークスペースのある自宅の間取りポイントを6つまとめました。
・家族のライフスタイルにあわせてワークスペースをつくり、理想の暮らしを実現していきましょう。
ワークスペースのある自宅でワークライフバランスの取れた暮らし
ワークスペースをつくれば、仕事をする空間と生活をする空間とを分けることができます。
そのため、オンオフの切り替えがスムーズになり、効率よく仕事を進められるようになります。
もちろん、趣味に没頭する場所として、1人の時間を確保する場所として、幅広用途があるので自分たちに合ったライフスタイルを実現できるでしょう。
仕事を頑張るのはもちろん、家族と過ごす時間も大切にしたい。
そんなあなたは、ワークスペースのある自宅を建てて、この願いを実現していきましょう。
ワークスペースにおすすめの場所と広さ
ワークスペースをつくる場合「どこにつくるのか」「どのくらいの広さが必要なのか」をあらかじめ考えておくことが大切です。
ワークスペースにおすすめの場所は?
リビングの一角
リビングの一角にワークスペースをつくれば、仕事をしながら子どもの様子を見たり、作業の合間に家事を進めたりと適時切り替えしやすくなります。
専用スペースではないので、気が散りやすいといったデメリットはありますが、居住空間を有効活用できます。
寝室や廊下の一角
リビングとは離れた場所なら、家族の声やテレビの音といった生活音を気にすることなく集中できます。
家族との距離を保ちながら集中できるため、効率も上がります。
簡易的なパーテーションも内装デザインに合わせて準備しておくと、オンオフの切り替えがしやすく、オンライン会議時も役立ちます。
専用ワークスペース
部屋の一角ではなく、書斎のような専用のワークスペースをつくれば効率良く仕事を進めることができます。
リビングやダイニングのような生活の主要空間と離せば、生活音が気になることもありません。
デスクやチェア、レイアウトにこだわって特別な空間に仕上げることができます。
ワークスペースに最適な広さは?
多少狭くても、ワークスペースをつくることは可能です。
どんなデスクやチェアを置くのかによって変わりますが、デスクのサイズは一般的に
幅…… 100〜150㎝
奥行き…… 60〜70㎝
です。
ここにチェアを置くことを想定すると、リビングや寝室の一角であれば1〜2帖、専用ワークスペースなら2〜3帖は確保するようにしましょう。
そこまで広いスペースを確保できない、という場合は、壁に沿ったL字型のデスクや造り付けのデスクを選んで限られたスペースを最大限活用するのもおすすめです。
用途を考えた上で、最適な広さを決めていきましょう。
ワークスペースの間取り計画のポイント6つ
効率良く集中して仕事ができるように、使い勝手の良いワークスペースの間取り計画を立てていきましょう。
ポイント① レイアウトを考えておく
ワークスペースの間取りを考える上で重要なのは、レイアウトです。
・誰も入ってこないという安心感が生まれるため、デスクはドアと向かい合う配置が集中できる
・デスクの前面を壁にくっつけると、圧迫感があって集中できない
・視線の先に窓があると、リフレッシュしやすい
など、集中できる配置を考えながら、間取り計画を立てていきましょう。
ポイント② 照明の位置を工夫する
仕事環境を整えるためには、照明の位置も重要です。
オフィスの場合、厚生労働省がガイドラインを定め心身に負担のない明るさの基準が定められていますが、自宅にはその基準がありません。
そのため、自分たちで目に負担のない明るさに設定する必要があります。
・300 ルクス以上の明るい照明を選ぶ
・デスクの真上にライトを設置する
など工夫しましょう。
ディスプレイ画面の明るさや書類及びキーボード面の明るさと、周辺の明るさとの差はなるべく小さくすることが望ましいとされているため、なるべく明るい照明を選びましょう。
広範囲を照らす照明を設置し、明るさが足りない部分をデスクライトで補うのがおすすめです。
▶︎参考:厚生労働省:情報機器作業における労働衛生 管理のためのガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/content/000679170.pdf
ポイント③ コンセントの位置も工夫する
パソコンの充電やWi-Fi、印刷機など数多くの電子機器を使うワークスペースは、コンセントが必要不可欠です。
家を建てた後に増設するとなると、改めて配線工事が必要になる可能性もあるため、多めに設置しておきましょう。
「手の届きやすい位置」と「デスク下や家具の影になる位置」に設置しておけば、使用頻度に合わせてコンセントを使うことができます。
パソコンや携帯電話の充電のような、使用頻度の高いものは手の届きやすい位置のコンセントを。
一方、Wi-Fiや印刷機などずっと電源を繋いでおくものはデスク下のコンセントを使えば何度も抜き差しする必要がありません。
使用頻度に合わせてコンセントを分けていれば配線もごちゃごちゃしないため、すっきりとしたデスク環境で集中力を保つこともできます。
ポイント④ 収納スペースを確保する
書類や書籍、電子機器など増えがちなワークスペース。
ごちゃごちゃと散らかってしまうと紛失してしまう恐れがある上、作業効率低下に繋がります。
そのため、すっきりと収納できるスペースを確保しましょう。
デスク下の引き出しや壁面収納など、手を伸ばせばすぐに取り出せる位置に設置していきます。
特に壁面収納は、間取り計画を立てる段階で部屋のサイズにあわせてつくっておくと便利です。
使い勝手がよく、デッドスペースも生まれないため限られたスペースを最大限活用できます。
ポイント⑤ 防音対策をしておく
専用ワークスペースをつくる時は、防音対策をしておきましょう。
・子どもの声やテレビの音
・廊下を歩く音や扉を閉める音
・外の騒音
など、私たちは様々な音に囲まれて過ごしています。
普段は気にならない音でも、真剣な話をしている時や集中している時はどうしても気になってしまいますよね。
オンライン会議や打ち合わせなど、外部の人とやり取りをすることが多いお仕事をされる方や静かな環境でなければ集中できない方は特に、防音対策が大切です。
防音壁や防音性の高い床材を使用して、間取り計画を立てていきましょう。
ポイント⑥ 背景になる場所をつくる
オンライン会議などをする時に、どうしても気になるのが背景です。
散らかっていない場所を探したり、背景に子どもがうつり込まないように気を使ったりしていると疲れてしまいますよね。
オンライン背景を使うこともできますが、うっかり部屋が映ってしまうのも困ります。ワークスペースをつくる段階で、背景として使える一角を考えておきましょう。
壁面収納やセンスよく飾ったキャビネット、余計なものがうつり込まない真っ白な壁など、事前に用意しておくと安心です。
ワークスペースのある自宅を建てるなら……
今までは、いかに暮らしを楽しむかが重視されていましたが、これからは暮らしと仕事を両立させていくことが大切です。
家族のライフスタイルにあわせてワークスペースをつくり、理想の暮らしを実現していきましょう。
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記事監修者情報
東京・千葉・愛知の企画型注文住宅 アクティブハウス
建設業許可番号
特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号