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家づくりコラム
片流れ屋根のおしゃれな外観事例をご紹介│メリット・デメリットまとめ
片流れ屋根はスタイリッシュでモダン、おしゃれな外観に仕上がることからも人気のデザインです。
基本的には軒が短いので、箱型のすっきりとした家づくりとも相性よくまとまります。
今回は、そんな片流れ屋根のおしゃれな外観を、事例を基にご紹介します。
また片流れ屋根はおしゃれさが先行しがちですが、費用面や間取り、生活環境などへの魅力も豊富です。
まずは片流れ屋根のメリット・デメリットを確認して、魅力を活かせる新築計画を立てていきましょう。
コラムを読んでわかること
- 片流れ屋根の構造から派生する、メリット・デメリットとその対策方法
- 片流れ屋根のおしゃれな外観と、構造を活かした間取り
片流れ屋根とは
片流れ屋根とは、その名の通り片方に流れるように傾斜のついた屋根の形状をいいます。
シンプルなデザインなので、スタイリッシュな外観デザインとの相性が抜群です。
外観以外のメリットも豊富なので、年齢を問わず人気が高まっています。
片流れ屋根のメリット
片流れ屋根のメリットをご紹介していきます。
片流れ屋根は大きな1枚の屋根で構成されたシンプルな形状が特徴です。
その特徴からどのようなメリットがあるのか、確認していきましょう。
太陽光発電に最適
片流れ屋根は、屋根の接着部分がないので、1枚の面積が広く太陽光パネルを多く設置することができます。
当然のことながら、多くの太陽光パネルが設置可能になれば、それだけの発電量を確保することが可能です。
妻切り屋根のように両サイドに流れる屋根であれば、片方が南向きであってももう片方の屋根の日当たりは良くありません。
そのため一方の屋根にのみ太陽光パネルを設置することがほとんどです。
つまり片流れ屋根と比較すると、太陽光パネルの設置可能な枚数は半分程度になります。
片流れ屋根は全ての屋根を、希望の方角に向けることが可能なのも、太陽光発電に最適な屋根の形状と言えるでしょう。
天井の高さがあるので開放感がある
片流れ屋根の傾斜をつける程、屋根と天井の間に空間がうまれます。
その天井高を利用して吹き抜けにすると、平屋であってもかなりの開放感を味わうことができるでしょう。
また高い位置に窓を設けられるので、開放感だけでなく、効率のいい採光と通風を採ることができます。
室内の広い範囲が明るく、また風通しのいい環境を整えることができるので、快適さを高めることができるでしょう。
天井高を活かしてロフトをつくれる
先述した屋根と天井の空間を利用することで、ロフトをつくることができます。
ロフトは高さ(140cm未満)・広さ(面積が階下の1/2までの広さ)に制限はありますが、他の部屋との繋がりがあるので環境も整えやすいですし、窓を設けることも可能です。
そのため収納スぺースとしてだけでなく、子ども部屋や書斎としても利用できます。
自治体によっては固定階段への制限などがあるので、事前に確認しておきましょう。
また屋根に近いスペースになるので、外気の影響を受けやすい環境にあります。
床の断熱を高めたり、室内の空気が循環しやすいように整えて、快適な環境を整えていきましょう。
費用をおさえられる
片流れ屋根は、屋根の接合部分がなく、雨どいは一方のみに設置すればいいので、材料費と工事費を抑えることができます。
また新築費用だけでなく、メンテナンスや修理、リフォームにかかる費用も同様です。
おしゃれでありながらローコストを実現できるのは嬉しいですね。
片流れ屋根のデメリット
次に片流れ屋根のデメリットをお伝えします。
可能な限り対策をたてて、片流れ屋根の魅力を活かした家づくりをしていきましょう。
雨漏りのリスクがある
片流れ屋根は、屋根の頭頂部の構造により雨漏りがしやすいと言えます。
片流れ屋根は一方に向けて傾斜があるので、高い位置から低い方向に勢いよく流れます。
しかし一部の雨は、雨どいのついていない頭頂部側から、壁を伝うように流れ落ちてしまうので、屋根材(屋根の表面)と野地板(屋根の厚み部分)のすき間や、屋根と壁の接触面から水分が浸透しやすくなります。
雨漏りの原因だけでなく、壁の劣化、湿度の上昇など、家にとってかなりのダメージになるでしょう。
このような原因で起こる雨漏りは、屋根の下敷きになる「ルーフィング」を、屋根の先を巻き込むように設置することで解消できます。
防水性と透湿性が高い、透湿防水ルーフィンを利用することで、湿気を逃がしながら雨水の浸透を防ぐことが可能です。
材料のつなぎ目をシーリングで埋める方法も有効ですが、シーリングの効果が期待できるのは10年程度になります。
ルーフィンの耐用年数は50年程度なので、初期費用はかかりますが、メンテナンスの手間や費用を抑えることができます。
外壁や雨どいが劣化しやすい
片流れ屋根は一方に向けて雨水が流れ落ちるので、雨どいに負担がかかり過ぎてしまいます。
また雨どいのついていない3方の壁は、先述したように雨水が壁を伝いやすくなるので、壁への負担が多きくなります。
雨水による壁への負担は、屋根の軒を少しでも長く出すと和らげることが可能です。
さらに雨どいも含めて定期的なメンテナンスを行うことで、大きな被害を防ぐことができます。
湿気がたまりやすい
片流れ屋根は、屋根の頭頂部にある換気口から、効率よく換気することができません。
風の流れをうけにくく、家の片側に頭頂部がよってしまうからです。
屋根や壁の劣化や、カビや白アリなどの原因になるので対策を立てる必要があります。
自然換気がしづらいのであれば、送風ファンを利用して強制的に風を送っていきましょう。
片流れ屋根以外のデザインについては、別の記事で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
片流れ屋根の外観│おしゃれな事例をご紹介
片流れ屋根の特徴を理解したところで、おしゃれな事例をご紹介します。
間取りも一緒にまとめるので、どのような生活を送ることができるのかイメージしながらご覧ください。
大切なペットと一緒にのんびりと過ごせるお家
2面に分かれた片流れ屋根が印象的な、2階建て住宅です。
高さをずらすことで、2階の主寝室に窓を設けることができています。
またリビングと玄関ホールの天井高を上げることができるのも、大きい魅力と言えるでしょう。
夏は涼しく冬は暖かい、デザイン・機能面共にこだわった住まい
こちらの2階建て住宅も、屋根を削ることで日当たりのいい間取りに仕上がっています。
当然のことながら片流れ屋根のメリットを活かせるのは、屋根に接している部分のみです。
事例の2階建て住宅は、2階の主寝室側が片流れ屋根の頭頂部にあたるので、屋根と天井の空間を活かして小屋根裏収納をつくることができています。
小屋根裏にはロフトと同じ広さや高さの条件がありますが、ロフトとの違いは独立したスペースであることです。
ロフトのように部屋の一角にあるというより、部屋に小屋根裏の入り口があるといった状態になります。
大きな収納量を確保することができますが、収納品の出し入れはしづらいので、使用頻度の低い物を収納するのに便利です。
夏は暑くなりがちなので、屋根の断熱性を上げて、さらに換気扇や小窓を設けておきましょう。
まとめ
片流れ屋根は外観がおしゃれに仕上がることから、人気の高いデザインです。
今回ご紹介した片流れ屋根の事例も、すっきりとスタイリッシュな印象に仕上がっています。
また屋根の傾斜を活かして小屋根裏をつくることで、6畳もの大きな収納スペースを確保することができています。
平屋であっても天井を高く上げて、空間を大きく広げることができるので、開放的で快適な生活環境を整えることができるでしょう。
デメリットとしては雨漏りがしやすい、壁や雨どいへの負担、換気がしづらいとありましたが、対策を立てることで被害を防いだり和らげたりすることが可能です。
片流れ屋根のメリット・デメリットを理解して、おしゃれで快適な家づくりをしていきましょう。
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記事監修者情報
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建設業許可番号
特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号