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家づくりコラム
納戸の使い方は収納だけじゃない│有効に利用するための注意点とは
納戸は収納スペースとしてつくられることの多い間取りですが、その他にもさまざまな使い方ができます。
納戸の特徴を理解して、スペースを有効に利用していきましょう。
こちらの記事では、納戸の特徴や収納以外の使い方についてご紹介していきます。
また納戸が使いやすいように整えるポイントもまとめていくので、ぜひお役立てください。
コラムを読んでわかること
- 納戸とはどのようなスペースを指しているのか、又はどのような特徴があるのか
- 収納スペースだけではない、納戸の多目的な利用方法
- 納戸を有効に利用するための、環境の整え方
納戸とは
納戸とは、建築基準法で定められた居室(生活するための部屋)としての条件をクリアしていない間取りのことです。
そんな納戸を詳しく理解するために、同じ形式の間取りや、部屋との違いについてみていきましょう。
サービスルームなど別の表記もご紹介
「納戸」と同じ意味をもつ間取りを、いくつかご紹介します。
- サービスルーム
- スペアルーム
- 多目的スペース
- ユーティリティスペース
- フリールーム
環境や利用目的に違いはなく、呼び方や表記が変わるだけです。
つまり、生活するための条件を満たしていない間取りということになります。
部屋(居室)との違いを解説
生活スペースとしての条件を満たしている部屋と、納戸の違いについてご説明します。
建築基準法では居室の条件として、外の光を採り入れる「採光」と、空気と入れ替えができる「換気」について次のように定められています。
- 採光のための窓、その他の開口部の面積を、居室の床面積に対して1/7以上設ける
- 換気のための窓、その他の開口部の面積を、居室の床面積に対して1/20以上設けるが、換気設備を設ける
つまり部屋(居室)とするなら、床面積に対して1/7以上の窓が必要ということになります。
納戸は外壁に接していないことで窓を設けられない、または外環境の関係で小さな窓しか設けられない、などの理由から部屋としての条件をクリアできないと考えられます。
とはいえ採光が不十分でも照明でカバーできますし、24時間換気システムや家の構造によっては、窓を開けるよりも効率的な換気が可能です。
簡易的ではありますが、入り口を開けたままにしておくのも、採光と換気をカバーする方法になります。
部屋としての快適さは欠けますが、収納以外の用途にも利用できるでしょう。
納戸の利用方法
注文住宅の間取り計画で納戸をつくる場合は、大型の収納スペースとしての目的がほとんどです。
その他にも多目的に利用できるので、家族の成長や必要性に応じて利用方法を変更することもできます。
家事室として利用する
机とイス、コンパクトな収納棚を設置して家事室として利用しましょう。
家事の中でもデスクワークは以外にも多いものです。
お子さんの学校の書類書きや、保育園のお便り、家計簿付けなど、家族の集まるダイニングでは集中できないので、つい後回しになってしまいます。
家事室があれば、いつでも机に向かえる体制ができているので手軽です。
また裁縫やミシンがけ、アイロンなどもできるように収納スペースを整えておきましょう。
在宅ワーク(リモート)スペースとして利用する
最近では働き方が多様化し、出社せずに自宅で働くスタイルが増えてきました。
また会社に属さずにフリーランスとして働く形態も珍しくありません。
家で仕事をするスペースを確保しておくと、集中して取り組むことができます。
一緒に住む家族にとっても、生活音がたたないよう静かに過ごしたり、リモート会議に映りこまないよう行動を制限したりと気を遣う必要がありません。
納戸を仕事スペースとするなら、パソコンなどが利用しやすいように、コンセントを設置しておくと便利です。
照明なども明るくして、快適なスペースにしていきましょう。
書斎や趣味のスペースとして利用する
納戸を書斎や趣味の部屋として利用するのもおすすめです。
新築するときに書斎をもちたいと思っていても、間取りの制限をうけて希望が通らないこともあります。
またお子さんが成長して子ども部屋が空いたら、書斎にするという将来を見据えた計画も合理的です。
納戸であれば広いスペースを必要としませんし、利便性があるので目的がなくなっても無駄になることはありません。
納戸を利用して、秘密基地のようなおこもり部屋にしていきましょう。
書斎や趣味室をウォークインクローゼットの中につくるスタイル増えてきました。
快適な書斎をつくるための広さや、ウォークインクローゼットの中につくる魅力などを、別の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
納戸を利用する際の注意点
では次に、納戸を収納スペースとして利用する際の注意点をお伝えします。
収納スペース以外の用途であっても、納戸を快適に利用するポイントになるので、ぜひ参考にしてください。
湿度や温度の調整がしづらい
納戸は大きい窓がないので、十分な換気ができません。
そのため湿気がたまりやすく、温度調整も難しくなります。
とくにパソコンの機材などを設備すると室温が上がりやすいので、注意が必要です。
また湿度が高いとカビの原因になりやすいので、クロスや木材、収納品が劣化し、白アリなどが好む環境をつくることになります。
窓からの換気以外の対策をしっかりとたてて、快適な環境を整えていきましょう。
- 除湿機を利用する
- エアコンを設置する
- 24換気の排気口を付ける
さらに納戸の入り口を引き戸にすると、扉を開けたままにできます。
他の部屋からの空気と循環することができるので、湿気が溜まるのを防げるでしょう。
収納スペースを整える
納戸を収納スペースにする場合は、収納しやすいように環境を整えていきましょう。
納戸は広さがあるので、つい段ボールなどを重ねて置きがちですが、段ボールは湿気を溜める原因にもなります。
できるだけ段ボールなどで分類せずに、専用のボックスやカゴなどを利用していきましょう。
また荷物を積んでしまうと下にあるものが取り出しにくくなるので、棚などを利用するのがおすすめです。
収納棚を設置することで、収納品の出し入れがしやすく、また一覧性があるので収納品の管理がしやすくなります。
納戸をクローゼットのように洋服などを収納する場合は、ハンガーパイプなどを利用して、吊るして収納できるようにしましょう。
利用頻度の低い洋服を納戸に収納することで、メインのクローゼットをすっきりと片付けることができます。
収納品は定期的に見直しをして、不用品の処理を小まめにしていきましょう。
まとめ
納戸とは窓がついていない、又は窓が小さいことによって、居室(生活するための部屋)として認められていないスペースのことです。
窓からの換気はしにくいですが、除湿器や換気システム、他の部屋と空気の循環をすることで、快適な室温を維持することができます。
また納戸は収納スペースとしてつくられることがほとんどですが、広さによっては多目的な利用が可能です。
家族の成長や必要性に応じて、利用目的を変更できるので、生活が便利に整います。
利便性の高い納戸を、有効に活用していきましょう。
弊社アクティブハウスでは、企画型注文住宅の自由設計をもって、ご家族の生活にあった家づくりをお手伝いします。
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納戸の使い方などについても、これまでの経験を活かしご提案させていただきます。
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記事監修者情報
東京・千葉・愛知の企画型注文住宅 アクティブハウス
建設業許可番号
特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号