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家づくりコラム
スタディコーナーの作り方│失敗に繋がりがちな6つのポイント
スタディコーナーは、お子さんの居るご家庭に人気の間取りです。
家族が集まるリビングダイニングにスタディコーナーを設けることで、さまざまなメリットがあります。
- 分からないことがすぐに聞けるので学習が進む
- 親がいる環境に安心して、勉強に集中できる
- 親からの適度な監視があるので、勉強に気が抜けない
特に小学校低学年期は、宿題を完結するのに親の手が必要です。
教科書の朗読や計算の読み上げを聞いてサインをしたり、宿題の丸つけをして間違った所はやり直しさせるなど、広い範囲で親に託されます。
そんな手のかかる作業もスタディコーナーを利用すれば、お料理をしながら、洗濯物を畳みながら、宿題に参加することができるので非常に便利です。
こちらの記事では、使いやすいスタディコーナーをつくるために、失敗に繋がりそうなポイントをまとめていきます。
どんなスタディコーナーにしようか迷っている方は、せっかつくった後に「失敗した!」とならないようお役立てください。
コラムを読んでわかること
- スタディコーナーの失敗に繋がりそうなポイントをご紹介します
- 利用しやすいスタディコーナーのつくり方を理解しましょう
【スタディコーナー】失敗に繋がりがちな6つのポイント
スタディコーナーの、失敗に繋がりがちなポイントを見ていきましょう。
失敗しないための対策も一緒にお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
①テーブルが狭くて失敗
スタディコーナーのテーブルが狭いと、勉強がしずらくなってしまいます。
子どもは、最低でもノートと教科書、筆箱はテーブルの上に並べます。
さらにファイルや辞書、プリントなどを開いて、鉛筆削りまで登場するとなると、かなりのスペースが必要ですね。
テーブルに最適な大きさ
スタディコーナーのテーブルに最適な大きさは、奥行き約60㎝・幅約100㎝となります。
スタディコーナーは壁に向かって作られることも多く、奥行きがないと壁が近く感じられ圧迫感があります。
奥行きが60㎝あれば勉強道具をゆっくりと広げることができますし、先々パソコンを利用するようになっても、十分対応できるサイズです。
横幅も通常の学習机が90~95㎝なので、同じ程度用意すれば十分なスペースと言えるでしょう。
②収納が足りなくて失敗
スタディコーナーに収納スペースがないと、テーブルの上に物が山住になり、広さを整えても使えるスペースが狭まってしまいます。
スタディコーナーに収納スペースがあれば、その都度片付けを促すこともできますし、調べ物をしたいときに子ども部屋まで行く必要がありません。
スタディコーナーに必要な収納量
スタディコーナーに必要な収納量は、3段ラック1個分です。
これは子ども部屋があり、スタディコーナーに収納するものは、その時期の宿題に必要な物だけとした場合です。
収納が全くないとなると、物が散乱する原因になるので、取り出しのしやすい収納スペースを整えておきましょう。
③スタディコーナーで勉強をしなくて失敗
せっかくスタディコーナーがあっても利用してくれなければ、つくったこと自体を失敗と感じるでしょう。
スタディコーナーで勉強する子が増えていると言っても、子どもの性格はそれぞれなので自分の部屋に入って宿題をしたがる場合もあります。
また小学生の間は、親の目が届くスタディコーナーを使っていても、中学生くらいになると、自分の部屋の方が集中できるようになる子も多いようです。
他の用途も考えておく
スタディコーナーを利用しなかったからと落胆する必要はありません。
スタディコーナーとしての利用目的は、早かれ遅かれなくなるものと考えましょう。
そうなったときのために、他の用途も考えておくことをおすすめします。
- 手芸やアクセサリー作りなどの趣味スペースとする
- リビングダイニングの飾り棚として、お気に入りのコレクションを並べる
- リモートワークが増えてきたので、パソコンの置き場として固定する
- 子どもがゲームするためのモニターを設置する
またスタディコーナーのテーブルなどを造作せず、可動式のテーブルを利用していれば、テーブルを排除するだけでスタディコーナーなくなります。
リビングダイニングのスペースが広くなるだけなので、他の用途を考える必要はありません。
④スタディコーナーで勉強せずにダイニングテーブルを利用する
またスタディコーナーで勉強せずに、ダイニングテーブルを利用する子もいるようです。
これはその子にとってスタディコーナーが落ち着かない、集中できない、快適ではない環境であるからだと言えます。
スタディコーナーのベストな間取り
先述したようにスタディコーナーは部屋の隅を利用してつくられることも多いので、壁に向かって勉強するスタイルが主流です。
その様なスタディコーナーとダイニングコーナーの違いは何でしょうか。
それは部屋が見渡せること、親の気配を感じられることです。
壁に向かって勉強をしていると、背後で親が家事をしていると分かっていても、つい振り返って確認してみたり、親がちゃんと自分を気に掛けてくれているか確認してみたり、何かと落ち着きません。
顔を上げるだけで部屋を見渡せたり、自然と親の動きが視界に入れば安心して勉強に集中できるようになります。
また背後が気にならないために、スタディコーナーの背面を収納棚などで間仕切りするのもおすすめです。
④スタディコーナーの空調が整わず不快で失敗
スタディコーナーが寒かったり、暑かったり不快に感じると、勉強に集中できなくなります。
特にスキップフロアなどを利用してスタディコーナーを作ると、空間の高さが違うので、リビングダイニングとの温度に差が出ます。
同じエアコンを利用することになるので、スタディコーナーの温度が快適に整わない可能性があるでしょう。
空調整える工夫をする
エアコンなどで部屋の温度を一定にしようとしても、エアコンの真下と正面では体感温度も違います。
スタディコーナーの快適さを、ピンポイントで高めるためのアイテムを利用しましょう。
夏場であればサーキュレーターを回して、肌に優しく風を送るだけで快適さは大きく違います。
また冬場であれば足元に湯たんぽなどを置いておくと、体の芯まで暖かさが染みてきます。
スタディコーナーの配置がエアコンの設置個所と相性が悪い場合などは、この様なアイテムを利用して快適な空間に整えていきましょう。
⑥リビングダイニングが狭く感じて失敗
リビングダイニングは常に利用する空間で、家族が集まるくつろぎの場です。
またお客様を迎え入れるスペースでもあります。
そんなリビングダイニングが、スタディコーナーを作ることで狭くなってしまっては残念ですよね。
他の設置場所も検討する
スタディコーナーのレイアウトをリビングダイニングに限らず、検討してみてはいかがでしょうか。
例えば、最近はウォークインクローゼットの中に書斎を作る間取りも人気なので、リビング横のパントリー内にスタディコーナーを作るのもおすすめです。
程よく囲まれたスペースで、親が側にいる安心感が得られるとあって、スタディコーナーとしては最適といえます。
またキッチンカウンターにテーブルだけ作って、ダイニングテーブルの椅子を利用するのも、広いスペースを必要としないのでおすすめです。
まとめ
快適なスタディコーナーにするために、失敗に繋がりそうなポイントを詳しくお伝えしました。
- スタディコーナーのテーブルは、奥行き約60㎝・幅約100㎝程度を目安にゆとりをもって作る
- 小さな収納スペースを作って、片付けしやすいよう整える
- スタディコーナーを利用しないことを想定して、別の用途も検討しておく
- 背後が気にならず、親の気配が感じられる間取りにする
- スタディコーナーの暑さ寒さ対策は、ピンポイントで行う
- リビングダイニング以外で、最適なスタディコーナーの配置を探してみる
スタディコーナーは子どもの宿題を見守りやすくするだけでなく、忙しい毎日の中でコミニュケーションが取りやすい環境を整えることができます。
学校から帰ってきて宿題をしていると、つい今日あったできごとを伝えたくなり会話が弾むこともあるでしょう。
そんなスタディコーナーの失敗ポイントを元に、素敵で快適な空間に整えてください。
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記事監修者情報
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特定建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号