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新築住宅補助金【2025年最新情報】|「子育てグリーン住宅支援事業」の要件と補助額のポイント

2025年の新築住宅補助金「子育てグリーン住宅支援事業」の要件と活用ポイント

2024年11月に閣議決定された令和6年度補正予算案にて、住宅の省エネ化支援を強力に推進するための「住宅省エネ2025キャンペーン」の実施が発表されました。

これは、2023年から人気の「住宅省エネキャンペーン」の継続事業で、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた新築・リフォームに関する国の大型補助金制度です。

今回は、2025年キャンペーンで支援される4つの事業のうち「子育てエコホーム支援事業」の後継である「子育てグリーン住宅支援事業」について最新情報をお伝えします。

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このコラムのポイント

  • 2025年の住宅補助金「子育てグリーン住宅支援事業」は、一定以上の省エネ性能を備えた新築・リフォームが対象です。
  • 支援の対象となる住宅は、GX志向型住宅や長期優良住宅・ZEH水準住宅で、補助金の予算額は前年よりも引き上げられています。
  • 公式サイトにて最新情報が出た際は、補助金の申請期間や必要書類を早めにチェックして準備を進めておくのがおすすめです。

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2025年の住宅政策の概要と補助金制度

2025年の住宅政策の概要と補助金制度について

2025年4月からすべての新築住宅・非住宅に省エネ基準適合が義務づけられ、さらに2030年までにはZEH水準の基準が段階的に引き上げられる予定です。

省エネ住宅の基準(国土交通省)

画像引用元:国土交通省「家選びの基準変わります」

 

2024年11月29日には、住宅の省エネ化に向けた支援強化に関する予算案も閣議決定されました。

新築住宅の省エネ性能と補助金・税制優遇

ここ数年の住宅政策において大きな柱となっている「省エネ・脱炭素」。

政府は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、「建物の断熱性向上や住宅・建築物における設備の省エネ化への取組支援を加速する」方針を示しています。

2025年4月からは、新築に対して現行の「省エネ基準」への適合が義務づけられるなど、前年に引き続き補助金や税制優遇が実施されると同時に、住宅性能に対する条件も年々厳しくなっています。

子育て世帯向けの優遇措置

2025年も子育て世帯や若者夫婦世帯を対象にした「高水準の省エネ住宅の新築、住宅の省エネリフォームの支援」や「断熱窓への改修、高効率給湯器の導入に対する支援」が設けられています。

「子育てエコホーム支援事業」の後継である「子育てグリーン住宅支援事業」は、予算額を前年度より150億円引き上げ、すべての世帯に対してZEH水準を大きく上回るGX志向型住宅の新築を支援する方針です。

三省合同の省エネ住宅補助金

国土交通省、経済産業省、環境省が連帯して取り組む「住宅省エネ2024キャンペーン」の枠組みを引き継ぎ、2025年には新築・リフォームで以下4つの補助事業が盛り込まれました。

  • 子育てグリーン住宅支援事業(国土交通省・環境省):新築・リフォーム
  • 先進的窓リノベ2025事業(環境省):リフォーム
  • 給湯省エネ2025事業(経済産業省):新築・リフォーム
  • 賃貸集合給湯省エネ2025事業(経済産業省):リフォーム

「子育てグリーン住宅支援事業」以外の予算は前年とほぼ同じ規模で、新築住宅や既存住宅を対象に省エネ化の支援強化を推進しています。

「子育てグリーン住宅支援事業」とは?

2025年から実施予定の「子育てグリーン住宅支援事業」は、国が省エネ住宅の新築・購入やリフォームを支援するために創設する補助金制度です。

2024年に終了した「住宅省エネ2024キャンペーン」の子育てエコホーム支援事業の後継事業で、国土交通省と環境省が連携して、広範囲な支援を行う方針が示されています。

 

【住宅省エネ2025キャンペーン「子育てグリーン住宅支援事業」】

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて住宅の省エネ化の支援を強化するため、国土交通省及び環境省は、「ZEH水準を大きく上回る住宅(GX志向型住宅)」の新築や、子育て世帯等を対象とする長期優良住宅やZEH水準住宅の新築を支援する新たな補助制度を創設し、賃貸住宅も含めて幅広く支援します。
また、国土交通省、経済産業省及び環境省は、住宅の省エネリフォーム等に関する補助制度をそれぞれ実施するとともに、各事業をワンストップで利用可能とするなど連携して支援を行います。
※いずれも、国会での補正予算の成立が前提となります。

引用:国土交通省「住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案を閣議決定!国土交通省・経済産業省・環境省が連携して取り組みます! ~省エネ住宅の新築、住宅の省エネリフォームを支援する「子育てグリーン住宅支援事業」を創設します~」(令和6年11月29日更新)

 

「子育てグリーン住宅支援事業」で対象となる住宅

新築または再販住宅で対象となる省エネ性能は、GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅の3つで、内訳は以下の通りです。

  • すべての世帯が対象:「GX志向型住宅」ZEH水準を大きく上回る性能を有する省エネ新築住宅
  • 子育て世帯・若者夫婦世帯が対象:「長期優良住宅」「ZEH水準住宅」高い省エネ性能を有する新築住宅

 

【住宅の新築(注文住宅・分譲住宅・賃貸住宅)】

子育てグリーン住宅支援事業の概要(国土交通省)

画像引用元:国土交通省「子育てグリーン住宅支援事業の概要」(令和6年12月27日更新)

 

子育てグリーン住宅支援事業では、前年の長期優良住宅やZEH住宅に加え、さらに高水準な省エネ性能を備えたGX志向型住宅の新築は新たな補助制度として追加されます。

またGX志向型住宅の要件は、子育て世帯・若者夫婦世帯に限定されず、すべての世帯が補助対象となる点もポイントです。

>【GX志向型住宅も対応可能!】家づくり相談会はこちら

 

「GX志向型住宅」の要件

GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅は、ZEH水準以上の省エネ性能で脱炭素社会に貢献する住宅を指します。

家庭部門のCO2排出量の削減を強力に加速させる目的で、令和6年11月22日に国土交通省、環境省で閣議決定された補助制度です。

【GX志向型住宅】として適合する性能は以下の通りです。

  • 断熱性能等級6以上
  • 再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率35%以上
  • 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上

*寒冷地に限り75%以上も可(Nearly ZEH)、都市部狭小地等の場合に限り再生可能エネルギー未導入も可(ZEH Oriented)、共同住宅は別途階数ごとの設定。

 

なお、長期優良住宅とZEH水準住宅の適合要件は以下のようになっています。

【長期優良住宅】

  • 劣化対策等級3
  • 耐震等級2以上
  • 断熱性能等級5以上かつ一次エネルギー消費量等級6
  • 維持管理対策等級(専用配管)3
  • 維持保全計画を立てている
  • 建設地が「市街化調整区域」「土砂災害特別警戒区域・災害危険区域」以外の場合は、行政庁からの認定が必要

【ZEH水準住宅】

  • 断熱性能等級5以上
  • 一次エネルギー消費量等級6以上

 

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>関連コラム:吹き抜けの「寒い」お悩み対策方法|間取りや設備の工夫ポイント

 

「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金額と注意点

「子育てグリーン住宅支援事業」の適用条件と注意点

>施工事例:耐久性・保温性などエネルギー効率が優れたお家

「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金額と注意ポイントも押さえておきましょう。

対象新築住宅の補助金額

新築で利用できる「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金は、以下の通りです。

すべての世帯 GX志向型住宅 160万戸/戸
子育て世帯・若者夫婦世帯 長期優良住宅

建て替えでない場合:80万円/戸

建て替えをともなう場合:100万円/戸

ZEH水準住宅

建て替えでない場合:40万円/戸

建て替えをともなう場合:60万円/戸

2025年には、ZEH水準を上回る性能を有する、GX志向型住宅が新たに創設され、補助金額も前年の最大100万円から160万円に引き上げられます。

一方、長期優良住宅は前年の100万円から80万円に、ZEH水準住宅は80万円から40万円に引き下げられていることから、政府が求める省エネ性能が年々厳しくなっている現状も伺えます。

対象外となる立地条件の変更

前年の子育てエコホーム支援事業では、「市街化調整区域」と「土砂災害警戒区域・浸水想定区域」の両方に該当する区域での新築に対して、最大補助金額を1/2にする条件がありました。

しかし、2025年の子育てグリーン住宅支援事業では、原則上記区域での新築は補助対象外となることに注意が必要です。

災害の危険性が高いエリアでの新築を回避させる方針であることが伺えますが、既存住宅の建て替えをともなう場合の情報に関しては、今後の発表をチェックする必要があります。

>関連コラム:注文住宅の土地探しで注意すべきポイント|理想の探し方と流れを解説

 

補助金申請の時期と手続きについて

補助金申請の方法と手続きの流れをチェック

>ショールーム・モデルハウス:アクティブハウスみよし

「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金対象期間はすでに始まっており、2024年11月22日以降の着工分から、2025年12月31日までに工事完了したものとなっています。

正式な申請期間はまだ発表されていませんが、例年の3月中旬から下旬にかけての受付開始が予想されます。

なお申請に関しては、ハウスメーカーや工務店などの登録事業者がお施主様に代わって手続きを進める必要があるため、補助金活用のご希望がある場合は、事前に住宅会社に相談するのがおすすめです。

公式サイトにて最新の情報が出た場合は、できるだけ早めに詳細の確認と必要書類の準備を進めましょう。

>関連コラム:規格住宅で平屋を建てる魅力的な理由とは?|ローコスト予算で実現する快適な平屋生活

 

まとめ|2025年もスマートな補助金活用で快適な家づくり

2025年の補助金活用で快適おしゃれな家づくり

>ショールーム・モデルハウス:アクティブハウス八王子

2025年も前年に引き続き、国の大型補助金制度「住宅省エネキャンペーン」が実施される方針です。

前年より予算額が150億円引き上げられた子育てグリーン住宅支援事業」では、GX志向型住宅や長期優良住宅、ZEH水準住宅が補助対象となります。

子育て世帯・若者夫婦世帯以外でも活用しやすい制度も加わるため、さらに高性能な住宅実現も可能です。

アクティブハウスでは、2025年の家づくりにおいても補助金制度を最大限に活用できるプランを提案いたします。

環境にも家族にも優しい理想の住まいを、ぜひ一緒に実現させましょう。

 

>【GX志向型住宅も対応可能!】家づくり相談会はこちら

 

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