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平屋の防犯性を高める間取りと外構づくりの工夫|おしゃれで安全な設計ポイントを解説

平屋の防犯性を高める間取りと外構づくりの工夫ポイントを解説

近年の平屋は、子育て世帯に限らず、セカンドライフを楽しむご夫婦や理想の暮らしにこだわる1人暮らしの方からも好まれています。

一方で、平屋は防犯面でリスクがあるため「やめたほうがいい」という声も聞かれます。

そこで今回は、後悔なく安全で快適な平屋を建てるために知っておきたい、防犯しづらいと言われる理由とおすすめの対策方法を解説します。

平屋に効果的な設計の工夫や防犯アイテムも紹介しますので、ぜひおしゃれでプライバシー性の高い家づくりの参考にしてみてください。

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このコラムのポイント

  • 平屋の防犯性を高めるためには、まず狙われやすいポイントや侵入リスクを押さえ、適切な対策を設計に組み込むことが大切です。
  • 新築平屋のデザイン性と安全性を確保するために、間取りや外構の工夫、効果的な防犯アイテムの導入もおすすめです。
  • 希望予算で安全性の高いマイホームを実現させるために、ご家庭に合った防犯対策を専門家と一緒に検討しましょう。

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平屋は「やめたほうがいい」と言われる理由

平屋はやめたほうがいいと言われる理由

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平屋は、生活・家事動線がシンプルで暮らしやすい一方、防犯対策が不十分な家では空き巣に狙われやすい場合があります。

まずは、適切な防犯対策を施すために「平屋はやめたほうがいい」と言われる理由をしっかり把握しておきましょう。

窓やドアの位置が低く侵入されやすい

平屋は、ワンフロアに間取りが集約されるため、玄関のドアや各部屋の窓も1階の高さに設置されるのが一般的です。

これは、空き巣が侵入しやすい高さの出入り口が、平屋の場合は多いことを意味します。

警視庁のデータ(令和5年)によると、一戸建住宅における侵入窃盗の侵入口1位は「窓」(55.2%)で、2位が「表出入口」(20.2%)となっています。

特に平屋の場合は、日当たりや風通しのいい間取りを考えるために、大きな掃き出し窓を設けたり、小窓や中窓の数を増やしたりする傾向があるため、設計時には注意が必要です。

オープンな間取りが多く狙われやすい

平屋で人気の内と外がつながる開放的な間取りは、外から家の中の様子が見えやすい環境にもなり得ます。

内部が見えやすく侵入しやすい窓のある住まいは、空き巣に狙われやすく、留守中の侵入に限らず、換気中や洗濯中に犯人と出くわすといった、最も避けたいリスクも考えられます。

平屋を建てる場合は、2階建てよりも通りからの視線が入り込みやすく、侵入しやすいことを理解して、特に間取りや窓のプライバシー性の高さを意識しましょう。

外構によっては見通しが悪くなる

平屋を好む方は、日当たりや風通しのいい開けた土地を選ぶことが多く、場所によっては家族構成や日常の行動パターンが把握され、空き巣にとって侵入のタイミングを探りやすい家になる可能性があります。

また、外からの視線を遮るために、塀や植栽を施した場合も注意が必要です。

空き巣は、人目につかないよう高い塀や生垣に隠れながら侵入を試みることが多いため、見通しの悪い外構デザインの場合は、かえって防犯性を下げてしまう可能性があります。

後に紹介する防犯アイテムを併用した外構づくりで、安全性が高く外観もおしゃれな平屋を目指しましょう。

>関連コラム:【家の防犯対策】一戸建て住宅の窓・玄関ドア・外構の防犯対策とは

 

平屋の防犯性を高める設計ポイント

平屋の防犯性を高める設計ポイントとは

>施工事例:内観までシックで上品さのある平屋の住まい

空き巣に狙われやすい特徴が分かったところで、平屋の防犯性を高めるためのポイントを見ていきましょう。

デザイン性や機能性、安全性に優れた平屋を建てるためには、設計の初期段階から防犯を意識したプランニングが大切です。

開口の位置や大きさを工夫する

玄関ドアの向きや特に大きな窓の位置は、防犯性とプライバシー性を守る上で重要な検討ポイントです。

通りから家の内部が見えやすい場所に玄関や窓があると、家族構成や間取りが覗かれやすくなってしまうため、外からの見え方をチェックして、開口の位置や大きさを工夫しましょう。

窓の数を減らして、サイズを小さくするのは、空き巣の侵入を防ぐ上で有効ですが、ご家族の快適な暮らしも妨げてしまうため、日当たりや開放感と防犯性のバランスが大切です。

例えば、採光や通風のための大窓を侵入しづらい「スリット窓」に変更したり、目線が届かない「吹き抜け窓」や「ハイサイドライト(高窓)」を設けたりする方法を検討してみましょう。

玄関の場合は、向きを変えるだけで通りからの目線を逸らせる場合があります。

外からの視線を遮るレイアウト

掃き出し窓や中窓を設けるリビングや寝室、子ども部屋などは、ご家族のプライバシー性を高めるために、玄関や通りから離れた位置に間取りをレイアウトするのがおすすめです。

また、玄関や通り側に窓が少ない場合、外から家の中の様子が見えづらく、間取りも想像しづらいため、防犯性の向上にもつながります。

ご家族が集まるリビングにオープンなガラス窓や掃き出し窓を設ける場合は、庭や中庭をつくって、通りからの距離や目隠しを確保しましょう。

目隠しをつくる際は、見通しが悪くなり過ぎないよう、ほどよい透け感のあるフェンスや植栽が理想的です。

防犯ガラスやシャッターの導入

仮に空き巣に狙われた場合でも、窓の防犯性を高めておくことで侵入を回避できる可能性があります。

例えば、防犯ガラスは窓のガラス破りを防ぎ、シャッターは主に夜間や外出時の侵入を妨げます。

また、防犯ガラスやシャッターは、空き巣対策だけでなく台風や災害時の安全確保にも有効です。

トイレや浴室の小窓を対策する場合は、面格子の設置で遠目から防犯対策をアピールするのもおすすめです。

外構デザインや防犯アイテムの活用

防犯性の高い平屋に仕上げるためには、建物だけでなく外構づくりや防犯アイテムの活用も重要です。

見通しの悪い場所をつくらないために、セミクローズドな外構デザインにこだわったり、外構照明で夜間は家全体をおしゃれにライトアップしたり、外観とのバランスを考えた対策を検討してみましょう。

また、音の出る砂利やセンサーライト、防犯カメラの設置も侵入・犯行をためらわせるのに有効です。

>関連コラム:リビング窓の計画方法や種類まとめ|よくある後悔と対策も紹介

>関連コラム:【平屋の新築住宅】メリット・デメリットとは?ローコスト住宅の事例をご紹介

 

防犯対策のコツとおしゃれな平屋計画

平屋の防犯対策とおしゃれな設計アイデア

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防犯性の高い家づくり、ご家族の暮らしや予算に合わせた理想の平屋を実現させるためには、ライフスタイルの見直しや専門家のアドバイスに基づく適切な資金計画が大切です。

家族構成やライフスタイルに合わせた対策

家族構成やライフスタイルによって、平屋の大きさや間取りが変われば、当然必要な防犯対策も違ってきます。

例えば、吹き抜けから十分な日当たりが確保できる場合、低い位置につくる採光窓の優先順位は下がります。

小さなお子様がいる家庭では、知らないうちに玄関や窓のカギが開けられていて、戸締りが不十分になるケースもありますが、窓の位置が高い場合はそのようなリスクも抑えられるのがポイントです。

また、ご家族の帰宅が遅いご家庭の場合は、玄関や駐車場などの外構照明や窓まわりの砂利、センサーライトなどの設置で、夜間の安全性を高めることも大切です。

予算に応じた防犯設備の優先順位決め

希望予算内で、防犯対策も含めた家づくりを実現させるためには、ご家族の暮らしや立地に合わせた設計の優先順位を決めることが大切です。

特に防犯ガラスやシャッターの導入にはコストがかかるため、間取りとの兼ね合いや防犯アイテムとの併用で、工夫しながら効果的な対策を検討しましょう。

家づくりのプロに対策を相談する

防犯性や安全性に優れた平屋を建てるためには、専門家の豊富な知識や経験をふまえたアドバイスも重要です。

ご家族の要望を理解したプロの視点から、平屋ならではの開放的な間取りや外構に必要な対策や適切な防犯手段を具体的に提案してもらえます。

平屋のデザイン性や快適性を損なわない、理想のマイホームを実現させるために、ぜひ設計の初期段階からプロに理想の家づくりについて相談しておきましょう。

>関連コラム:東玄関のおしゃれな間取り実例5選|平屋にもいい東向き配置の魅力とコツ

 

まとめ|適切な防犯対策で快適おしゃれな平屋を実現

適切な防犯対策でおしゃれで快適な平屋を実現

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平屋の防犯性を高めるには、間取りと外構デザイン、防犯アイテムを組み合わせた総合的な対策が大切です。

ご家族のライフスタイルに合わせた開放的な間取りや日当たり・風通しのいい快適な居心地を確保するためにも、平屋ならではのリスクを押さえた備えを検討しておきましょう。

アクティブハウスでは、新築の安全性や防犯性を意識したモデル例や予算案を提示しながら、ご家族の希望や資金計画に合わせたプランをご提案します。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

>関連コラム:30坪のこだわり間取りで理想を実現|3・4LDKの平屋・2階建てプラン

 

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