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家づくりコラム
間取り図で解説!おしゃれな動線をつくる「階段」の種類と配置テクニック
注文住宅の間取りづくりにおいて、重要な「階段」のレイアウトやデザイン。
単純に上下階を行き来するためのものではなく、暮らしの機能性や空間のインテリア性を左右する部分でもあります。
今回は、おしゃれな家づくりに欠かせない「階段」の種類や配置の特徴をはじめ、利便性を高める動線設計のコツを間取り図と合わせて紹介します。
このコラムのポイント
- 階段の寸法や広さのポイント、種類別の特徴を押さえておきましょう。
- 階段の配置によって変わる、暮らしの動線や空間のデザインを間取り図や実例で見てみましょう。
- おしゃれで機能的な階段設計のコツも参考にしてみてください。
Contents
「階段」の基本と種類について知ろう
まずは、階段の寸法や広さ、種類などの基本情報を押さえておきましょう。
階段の寸法と広さのポイント
階段の寸法や広さを決める際には、安全性と使いやすさを重視することが大切。
一般的な住宅では、踏段の高さ(蹴上げ)は15〜20㎝程度、奥行き(踏面)は25〜30㎝以上が理想的です。
また、階段の横幅は80~90㎝以上が望ましく、手すりの高さは90~100㎝程度に設置します。
建築基準法では、階段の寸法に関する規定が定められていますが、実際の建築プランでは、設計士や建築士との打ち合わせで、ご家族に最適なスタイルを決めていきます。
主な階段の種類
階段には以下のような種類があります。
住宅設計や生活スタイルに合わせて、お好みの種類を検討してみましょう。
ストレート階段
ストレート階段は一直線に上り下りするシンプルな形状の階段です。
構造が単純なため、設置費用が比較的リーズナブルで、狭い間取りにも対応します。
段数を調整しやすいので、小さなお子様や高齢のご家族がいるご家庭で、採用されやすい実用性も魅力です。
かね折れ階段
かね折れ階段は、途中で90度に曲がるL字タイプの階段です。
踊り場ができるため、階段の上方で転倒した際の転落防止にもつながります。
デザインも豊富で、リビングや玄関のアクセントにもなるスタイルです。
折り返し階段
折り返し階段は、途中で2回折れ曲がり180度方向を変えるタイプの階段。
かね折れ階段のような踊り場もできるため、転落リスクを下げながら、おしゃれなデザインを楽しみたいご家族に人気のスタイルです。
コンパクトなスペースにも設置しやすいのが特徴で、上下階のプライバシーを重視したい場合にもおすすめです。
螺旋階段
螺旋階段は、中心の柱を軸に螺旋状に上り下りする階段です。
デザイン性が高く、おしゃれなインテリアのアクセントとしても人気。
省スペースで設置できるため、限られたスペースを有効活用するのに最適ですが、段差が急で幅が狭いため、小さなお子様や高齢のご家族がいる場合には注意が必要になります。
>関連コラム:3LDK2階建て間取りのポイントを解説!特徴・おすすめの坪数・ケースごとのポイントなど紹介
人気の「階段」レイアウト
次に、暮らしの動線や間取りの雰囲気を決める、階段のレイアウトについて見てみましょう。
リビング階段
>施工事例:夏は涼しく冬は暖かい、デザイン・機能面共にこだわった住まい
リビング階段は、リビングルームに直接つながる階段レイアウトです。
家族とのコミュニケーションがしやすく、リビング空間のインテリアとしても有効なので、近年の開放的な家づくりでは特に人気が高まっています。
調理中のにおいやリビングからの声が、2階にも届いてしまったり、冷暖房効率が下がってしまったりする場合があるので、必要に応じた対応が求められます。
ホール階段
>施工事例:内観・外観共にこだわった、モダンな箱型フォルムのお家
ホール階段は、玄関や廊下に階段をレイアウトする間取りです。
プライベートエリアとパブリックエリアを分けたい場合におすすめで、例えば来客時にも他の家族が顔を合わせず、気兼ねなく階段を行き来できます。
ご家族が集まるリビングから独立しているため、プライバシーが確保されやすい反面、家族とのつながりを保ちたい場合には注意が必要です。
>関連コラム:玄関を北向きに作る時のポイント│風水や利便性を考えた対策方法を解説
間取り図で分かる「階段」動線の特徴
>施工事例:直線的なかっこよさの中に遊び心を忘れない、モダンな和室のある家
階段の向きや配置は、暮らしの動線に大きく影響します。
実際の間取り図を使って、それぞれの特徴を解説していきましょう。
玄関とリビングに近い配置
>間取りプラン1タイプ1:2LDK(3LDK対応) +スタディコーナー
玄関とリビングに近い階段レイアウトは、帰宅後ご家族と顔を合わせつつ、すぐ2階にもアクセスできる機能的な間取りです。
生活・家事動線の中心配置
>間取りプラン1タイプ3:2LDK(3LDK対応) +スタディコーナー+ワイドバルコニー
階段を生活・家事動線の中心に配置することで、家事効率の向上にもつながります。
例えば、洗濯物を2階のベランダに干す場合や、掃除機を持ち運ぶ時など、負担の少ない短い動線が便利です。
プライバシーに配慮した配置
>間取りプラン2タイプ1:3LDK(4LDK対応)(和室有) +ワイドバルコニー
プライバシーに配慮した玄関横の階段配置は、小学生以上のお子様がいるご家庭に好まれるスタイル。
来客時の動線や個々のプライバシーを考えた、すっきりとまとまりのいい間取りが魅力です。
収納付きリビング階段
>間取りプラン3タイプ1:4LDK(和室有)+ W.I.C+2バルコニー
リビング階段の下を収納スペースとして活用した便利な間取りです。
階段下のデッドスペースをご家族が使えるリビング収納にすることで、お子様のオモチャや掃除道具がすっきりと片付けられます。
多動線間取りのホール階段
>間取りプラン3タイプ3:3LDK(4LDK対応)(和室有) W.I.C
玄関から一直線に向かえるホール階段や、和室・洗面所・トイレ・リビングに進める多動線間取りが特徴的なプラン。
家族全員が使いやすい動線を確保して、個々のプライバシーを守りつつ、お互いの様子も伺える程よい距離感が素敵な間取りです。
>関連コラム:南玄関で「家事動線」のいい間取り|約30坪で快適おしゃれな住まいづくり
便利でおしゃれな「階段」の配置テクニック
最後に、便利でおしゃれな階段づくりのためのポイントをまとめてみましょう。
生活・家事動線に便利なレイアウト
生活・家事動線のいい階段レイアウトは、家事効率を高め、快適な生活を実現させるのに重要です。
例えば、キッチンや洗濯室から近い位置に階段を配置することで、2階への移動時間を短縮できます。
階段デザインと配置の関係性
階段のデザインと配置の関係にもセンスが問われます。
例えば、スケルトン階段は透過性があり、明るいリビングや風通しのいい玄関にもぴったりです。
また、開放的な空間のダイナミックなストレート階段や、動きのある立体感が楽しいかね折れ階段・折り返し階段など、間取り全体の雰囲気に合わせた設置を検討してみましょう。
階段下スペースの活用方法
階段下のスペースは、収納やワークスペース、トイレなど多様に活用してみましょう。
階段の形状に合わせたカスタマイズで、デッドスペースを効率的に利用できるようになります。
空調管理における注意点
近年人気の吹き抜け階段やスケルトン階段のある空間では、空調管理に注意が必要なケースもあります。
特にリビング階段の場合、冬場は暖かい空気が上に逃げてしまい、夏場は冷気が下に降りてきてしまうため、冷暖房効率の低下が心配されます。
開放的な間取りを検討する際は特に、住まい全体の気密・断熱性を高め、空間の広さに合った冷暖房設備を取り入れることが大切です。
>関連コラム:理想の家事動線を考えた間取りポイント|快適な暮らしと空間のこだわり
まとめ│間取りに差をつける「階段」レイアウト術
階段の種類やデザイン、配置は、間取りの雰囲気や暮らしの利便性に大きな影響を与えます。
家族構成やライフスタイルに合わせた安全で快適な寸法、広さ選びはもちろん、ご家族の希望やイメージに近づくオリジナルプランを楽しむのもおすすめです。
ぜひ、実際の動線や使い勝手を考えたご家族らしい間取りを実現させてください。
>関連コラム:注文住宅のスムーズな間取りの決め方|理想の手順とこだわりポイント
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