COLUMN

家づくりコラム

建て替えとリフォーム、どちらがお得!?

家族が増えたり、相続したりといった事情で、住み慣れた家を新しくしようとする際、果たして建て替えとリフォームのどちらを選択するのがお得なのか?
そんな疑問を解消するために、それぞれを比較検討してみました。

目次
・建て替えとリフォームを費用で比較する場合
・リフォームが高額になるケース
・将来必要となるリフォーム例
・建て替えとリフォームまとめ

 

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建て替えとリフォームを費用で比較する場合

これまで住んでいた家を建て替えようとした場合、選択肢として検討されるのが「リフォーム」です。

リフォーム経験のある方に話を聞くと、やはり一番の違いは初期コストだったということ。そこで、それぞれ初期にかかる費用のことを考えてみましょう。

建て替えの場合、これまで住んでいた家をまだ使える部分も含めてすべて解体し、そこから新居を建てていきます。建て替えの間は他の住まいを探さなければならないので、それに伴う引っ越し費用や家賃もかかります。

これに対し、住んでいた家をリフォームする場合には、「使えるものはそのまま」にして、変更したい部分だけを選んで変えていくようにできるため、建て替えと比較して初期にかかるコストは減ります。

また、工事が小規模であったりした場合など状況次第ですが、住みながらリフォームするようなこともできるため、この場合は引越し費用や家賃もかかりません。

このように、初期にかかる費用のみを比較すると、リフォームの方が安く済むということが分かります。しかし、注意しておきたいことがあります。
それは初期費用が安く収まるのは家全体ではなく一部分を改修するからということ。
そして家は「買って終わり」の商品ではなく、住み続けることが目的の商品だということです。

そこで建て替えとリフォームを選択する場合、考えておかなければならないのは「ランニングコスト」です。リフォームは、その時必要な部分を優先的に変更していきます。変えなかった部分について、例えば5年後に追加コストがかかってくる可能性もあります。

建て替えの場合は、すべてが新しくなっているわけですから、建って5年で大きなコストがかかるということは基本的にありません。

このように、建て替えとリフォームを費用で比較する場合には、初期費用(=イニシャルコスト)だけでなく、運転費用(=ランニングコスト)、また長期でかかってくる合計の費用も含めて考えるようにしましょう。

そこで重要になってくるのは、「現在の家の状態を十分に把握しておく」こと。今後必要になる改修の可能性を知って、その上で建て替えとリフォームを検討するのがポイントです。

 

リフォームが高額になるケース

また、リフォームでも初期費用が高額になってしまうようなケースもあります。
それは家全体や根幹にかかわる箇所のリフォームです。

例えば、家の構造部分を補修していく必要があるような場合です。外見からはなかなかわからないのですが、解体してみたら「柱が腐食していて崩れる寸前だった」というような家は、決して珍しくはありません。

基礎のひび割れや、家の傾きなどが見られるものでは、大規模な補修が必要となってしまうため、高額な費用がかかってきます。

また、大掛かりな間取りの変更をするような場合も、構造の見直しからスタートしなければならなくなる可能性があるため、費用がかさみがち。

構造部分の補修や間取りの変更などをして家全体を新しくしたい、となる場合、リフォームでなければならない特段の理由がない限り、建て替えをした方がコストはかからない場合がほとんどです。

 

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将来必要となるリフォーム例

リフォームを考えるのであれば、必ず含めておきたいのが耐震対策です。特に、昭和56年(1981年)以前に建てられた住宅は、現行の耐震基準に沿った強度を持っていない可能性が高いので要注意。こういった場合は耐震補強をリフォームプランに入れておくと安心です。

その他、将来に向けて検討しておきたいのが、断熱リフォーム。窓や床、壁などの断熱対策により、最近の住宅は昔とは比較にならないほど断熱性が上がっています。

断熱リフォームは、冬の寒さを防ぐことができ、冷暖房効果もアップするなど、非常にメリットが大きいものです。よりよい住み心地を目指すのであれば、検討しておきましょう。

今すぐに必要なくても、今後住み続けることを考えると、バリアフリー化も見落とせません。具体的には、通路の出入り口を拡張したり、床の段差をなくしたり、浴室に入りやすいよう改良したり…といったものです。

これらは、後から改めてリフォームしようとするとコストがかかりますが、他のリフォームと同時にやっておけば費用的にも安く抑えられるもの。将来のことを考えると、一考の余地はあります。

し かし、耐震対策や断熱リフォームなどはおおがかりな工事になることが多く、その他リフォーム、水回りも併せて変更したい、間取りも変更したい、と家全体の リフォームとなった場合、どうしても構造などの制約をうけてしまいますので、コストをかけたものの、家としての安全性や機能性が建て替えに比べ劣ってしま うこともありますので、建て替えをおすすめします。

 

建て替えとリフォームまとめ

リフォームは使える部分を使い、一部分だけを変えるという場合にオトク。家全体や、おおがかりな箇所の気になるところを解消しようとすると建て替えがオス スメです。また昨今の新築住宅の技術進化はすさまじく、これまでの家とは考え方を大きく転換したスタイルに変化していて、一生という長い期間住むことを見 越した、高機能かつ将来にわたって快適な住宅を各ハウスメーカーは提案しています。一見すると初期コスト面では不利に思われる建て替えですが、20年30 年住まう家にかかるメンテナンスコストが抑えられることはもちろん、将来を見据えた機能ももたせることで、快適な空間を長い期間維持でき、結果としてコス トパフォーマンスが高くなるというメリットから、建て替えの方が満足度が高いケースも多くあります。

検討の入り口としては、今住んでいる家の状態をスタッフに見てもらうことがベストです。リフォームにかかる費用、今後かかると考えられるランニングコストを割り出し、検討することが失敗の少ない方法です。

 

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